9月議会が終わりましたが、以下の大きな問題が起こりました。
①市役所の統治に大きな問題
近年、議会において一定数の市議が「長岡は中核市(*1)になるべき」と主張しています。これを受ける形で、市長は昨年度と今年度に中核市への移行の是非を判断する調査費を予算計上しており、予算審議では「中核市への移行の効果や財政面も含めた課題の調査研究を行い、必要な情報が集まった時点で議会にも説明し、意見を聞きながら進める」と担当課長が説明しています。そして今年度の調査予算は9月時点で未執行(調査は行われていない)です。
そんな中、市長は唐突に本年6月議会で「中核市の実現に向けてしっかりと取り組む」と発言し、その後の記者会見も「中核市移行を掲げた」と報道されました。また、顔写真と「長岡市長 いそだ達伸」と表記されたパンフレットにも中核市への移行が宣言されています。
私は9月議会の総務委員会で行政(市役所)として中核市への移行を決めたのかと質問したところ、課長は「これから調査研究を行うので、行政としての方針は決まっていない」と答弁。しかし、市長は「行政の内部決定は行われていないが、中核市移行は私の思いだ」と答弁し、現状において市長として中核市移行を掲げることに問題はないとの認識を示しました。
言うまでもなく、市長は行政のトップです。市長がある方針を公言するならば、行政内部も同一認識でまとめなくてはなりません。逆に、行政内部で方針が定まっていないのであれば、トップとして公言すべきではありません。市長(公人)と個人(プライベート)を切り離すことは可能と思いますが、市長と行政を切り離すことはできませんから、「私(市長)は中核市を目指すと決めたが、行政としては決定していない」などとは言えないのです。例えば、自動車メーカーの記者会見で、社長が「来年は今までにない新車を販売します」と発表した後で、担当者が「社内的にはまだ決まっていません」などとは述べられないでしょう。今後は、内部調整や統治をせずに市長が好き勝手に発言できることになったようで、大変心配な状況です。
*1 中核市:20万人の人口要件を満たした都市が指定を受けることができ、保健所の設置等の権限移譲が行われる。
②窓のない部屋・会派制
新会派が結成されたことで、私を含む会派無所属の4議員の控室(執務室)が窓のない部屋に移転しました。無所属以外の議員の執務室には窓がありますので、我々だけが差別されている状態です。
現在、市議会で会派制についての議論が始まりました。今回の部屋の問題の他にも、委員会の所属などの全議員に関係する事柄について、無所属議員だけが意見を述べられない、協議に参加できないという非民主的な状態が25年も続いています。同じ議員にもかかわらず「無所属議員の意見は聞く必要なし」との状態を改められない議会は、多様な市民一人ひとりの声を聞くことができるのでしょうか。「〇〇の市民の声は聞くが、△△の市民の声は聞かない」と市民を差別して物事を決定する議会であってはなりません。
