外国人労働者の受け入れが拡大されることになりました。
今回の法改正における過程をみても、やはり民主主義の危機を感じます。
私は外国人を排斥すべきとは考えませんし、人手不足の解消も必要と思いますが、現時点における受け入れ拡大には慎重であるべきと考えます。
この度の法改正では様々な問題や課題が指摘されていますが、あまり報道されていない懸念すべき点について述べたいと思います。
最近、各種ハラスメントや偽装・改竄が問題になっているように、我が国では自由・平等・人権・共生・公平といった価値観が社会にしっかりと根付いているとは言えません。いわば未成熟と言えましょう。このような状況で、不足する労働力の補充として外国人を受け入れるのですから、人として受け入れるという側面が弱く、様々な問題が引き起こされてしまう可能性が大きいと思われます。
また、外国人労働者といっても一人の生活者でもあります。職場だけでなく、生活面でのトラブルも心配されます。
日本人は自ら門戸を広げるわけなので、問題が起こったら責任を持って対処しなければなりませんが、その場合の一番の犠牲者は外国人ということになりはしないかと心配です。