| 日時 | 平成24年11月20日から平成24年11月21日まで2日間 |
| 場所 | 岩手県大槌町、山田町 |
| 用件 | 震災瓦れき処理状況の視察 |
11月21日 10:30 山田町破砕選別施設
1 岩手県の災害廃棄物(岩手県の説明)
(1)岩手県の被害状況
死者 4,671名 行方不明 1,216名 産業被害 8,178憶円
(2)仮置き場の状況
- 重機の入りづらい場所がある
- 瓦れきがあることで、土地のかさ上げができない
- 数か所の仮置き場で火災が発生し、鎮火に25日かかった事例
もある
- 悪臭や害虫の発生が認められる
(3)処理状況
- 被災現場からは、平成24年3月末までに概ね撤去済み
- 災害廃棄物処理は平成26年3月末までの完了を目標
- 災害廃棄物の量は525万tで、県内一般廃棄物発生量の12年
分に相当
- 24年9月末で処理できた量は93/525万tで全体の18%
(4)広域処理の必要性(平成24年5月のデータ)
| ① | 525万t中、焼却・埋立て等の処理が必要な量は326万t |
| ② | 県内処理
- 県内施設(市町村の清掃センターやセメント工場等)で最大限
処理を実施
- 仮設焼却炉(宮古地区95t/日、釜石地区109t/日)も稼働
- 県内施設を最大限活用した場合の26年3月末における推計処
理量は207万tなので118万tの広域処理が不可欠
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| ③ | 広域処理の状況
- 広域処理の目処が立った量は24万t(可燃物や柱材・角材)
- 処理方法が未確定なものの量は94万t(不燃物や漁具・漁網)
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| ④ | 放射性物質の測定結果
- 可燃物:山田町 76.6Bq/㎏ 大槌町 83.1Bq/㎏
- 宮古市清掃センターのセシウム濃度:主灰10Bq/㎏ 飛灰
133Bq/㎏(混焼割合27% H23.9月データ)
- 盛岡・紫波地区環境施設組合のセシウム濃度:主灰 ND(検出
限界以下) 飛灰 143Bq/㎏(混焼割合8.4%)
- 東京都受入3施設(宮古市分を混焼)においても国の安全基準
を下回る
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2 施設内見学(業務委託企業体の説明)
- 長岡市が焼却を予定している大槌町の木質チップはこちらで処理し
ているが「とても品質が良く、リサイクルできるレベルなので焼却
するのはもったいない」との説明があった。実際に持ち込んだ線量
計で計測しても、高い数値は計測されなかった。
- 現在は、漁網などの処理の難しいものの処分が停滞している。
- 宮城県石巻市と女川町の瓦れき処理と同様に、現地ではかなりしっ
かりと処理されている印象を受けた。
11月21日 13:30 大槌町破砕選別施設
1 業務説明(業務委託企業体の説明)
(1)業務概要と処理計画
| ① | 東日本大震災による大槌地区の災害廃棄物について、再資源化また
は焼却等の処理を適切に行うために必要な、選別・破砕および運搬
等を行う。
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| ② | 大槌町には、災害廃棄物を一時的に集積した一時仮置場が17箇所
点在する。この一時仮置場で粗選別を行い、二次仮置場(本日の視
察現場)に運搬した後、破砕選別処理をして、指定処分先に運搬す
る。
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| ③ | 機械選別の後工程への人力選別多用により、選別処理能力の向上を
はかっている
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| ④ | 処理数量:可燃系混合物 44,830t 不燃系混合物 116,490t |
| ⑤ | 東京都へは可燃物を一日に146t搬出している |
(2)運搬計画と地元雇用
| ① | GPS運行管理システム等の活用によりスムーズな運行管理や不法
投棄防止等を徹底している |
| ② | 被災地では失業者が多い(特に漁業関連の失業者)ので、地元優先
に雇用している |
2 施設内見学(業務委託企業体の説明)
- 午前中の山田町や宮城県の処理現場に比べると、やや乱雑な印象を
受けた
- 木質チップの処理は順調に進んでおり、近いうちに完了するのでは
ないかとの説明を受ける