| 日時 | 平成23年9月30日 |
| 場所 | 東京ウィメンズプラザ |
| 用件 | オイコスフォーラム「自然共生建築を求めて」 に参加 |
●暖める ~暖房システム再考~
東京都市大学教授 宿谷 昌則
1 人体のしくみ
人体に入るもの(飲食物)=人体にたまるもの(ほとんどない)+排
泄物であって、エネルギーも同じ原理である。従って、人体に入って
きたエネルギーは全て熱として外に出る。
2 暖房
(1)室内温熱環境の要素
| ① | 周壁平均温度(放射温度) |
| ② | 空気温度 |
| ③ | 風速(気流) |
| ④ | 空気湿度 |
(②~④は空気の性質のため、冷暖房は空気を冷暖することと思われてきた)
(2)快適な室内空間
| ① | 暖房とは
「体に熱を与えること」ではなく「ほどほどに放熱するようにしてあげること」
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| ② | 放射温度の調整がカギ
- 窓、壁、床、天井などの建築部材からは、その温度に応じた放射がされる(放射=電磁波=光)
- 人体の代謝熱量(=放熱量)が少ないと快適
- 風速と空気湿度を一定にした場合、人体の代謝熱量は周壁平均温
度、及び室内空気温度と相関する。そして、その相関図をみると
暖房で空気を加熱するよりも周囲の壁や床を温めるほうが有効
なことが分かる(「低い気温でも太陽に当たると暖かい」とか「
床暖房は快適」というのは同じ原理)
- 建築物の断熱性向上に取り組んだ上で、室内空気を管理すること
が重要で、これは省エネにもつながる
- この原理は冷房にも当てはまる
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