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42年ぶりの附帯決議

42年ぶりの附帯決議

久しぶりの更新となってしまいました(汗)ので、ここ最近の出来事を連続して書き込みます。

先ずは、一昨日閉会した9月議会の出来事です。
タイトルの通り、長岡市議会において42年ぶりに附帯決議が付されました。
附帯決議とは、市長提案等を可決する(認める)にあたって、議会として一定の条件をつけるもので、○か×かの意思表示の中間のような位置づけです。法的拘束力はありませんが、政治的・道義的な責務が生じるものです。附帯決議の活用によって、議会の意思表示が多様なものとなるので、私は議会活性化の重要な道具になると考えていました。実は、平成21年にシティホール(現アオーレ長岡)の予算審議の際に私は附帯決議の提案をしたことがありましたが、その時は賛同者少数で否決されていました(この時もほぼ40年ぶりの提案だったと記憶しています)。

今回の附帯決議は「東日本大震災の震災がれきの試験焼却費」についてのもので、焼却と焼却灰保管の候補地である栃尾地域の住民理解が進んでいない現状を憂慮して、「試験焼却の予算は認めるが、市民の十分な理解を得るまでは執行しないこと」というものです。(震災がれき問題についての私の考えは、近いうちに書き込みます)

9月議会中に、私も含めて様々な動きがあった結果として、ある意味で画期的な附帯決議の可決となりました。

附帯決議のような使える道具はまだありますので、これらを駆使して「市長の追認機関」とか「機能不全」と批判されることもある地方議会の活性化を今後も図っていきたいと思います。