5月24日に長女が誕生しました。名前は「多笑(たえ)」です。子供を見ていたときに浮かんできた名前をそのまま付けたのですが、結果的に嫁さんの多紀子から一字とって、母のようになって欲しい(母がどんな人なのかの説明は省きますが(笑))との想いと、笑いの多い人になるようにとの想いを重ねることとなりました。
改めて命の尊さを感じると共に、自分もこんな風にして世の中に出て来たのかと思うと、感慨もひとしおです。
自宅出産も模索したのですが、今の時代なかなか難しいようです(子供を病院で出産するのが当たり前の世の中ですが、人類の歴史の中では本当にごく最近の事なんですよね)。
ということで、なるべく自然に近い出産のできる病院を見つけました。そこは、陣痛促進剤を打たず、出産直後から母子同室です。なおかつ、夫が出産に立ち会った上で、なんと、へその緒を切る役割を担うのです。男が、こんな形で出産にかかわれるなんて素敵なことだと思い、夫婦共々楽しみにしていました。
陣痛が始まったと連絡があって、すぐに嫁さんの実家(静岡県)へ向かいました。移動途中に感動の涙が出てきたのですが、携帯電話に連絡が入り「もう生まれた」とのこと。安産を祈りつつの移動だったはずなのに、その言葉を聞いた瞬間に少しガックリきてしまいました。なんと勝手なことでしょう(笑)。
ありがたい事に、大勢の友人が「おばさん」「おじさん」を宣言してくれています。勿論、血のつながりはないのですが、多くの人たちに囲まれて育っていくのが楽しみです。