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海外視察中止請願の行方  その1

海外視察中止請願の行方  その1

  • 2003年12月18日(木) 00時00分
  • 分類:活動
  • 投稿者:admin

 昨日の総務委員会で海外視察中止を求める請願が審議されました。

 請願とは、住民が自身の願いを議会に提出し、審議するもので、法律を読むと、本来は自身の街の市政運営についての請願が念頭におかれています。しかし実態は、「イラク派兵反対とかコメの自由化反対を国へ意見して下さい」といった内容ばかりです(国への請願は自治体を通さなくとも可能)。ところが、今回の請願は正に地元についてのものであり、請願が通れば(採択されれば)努力義務が生じます。この種の請願は、長岡市議会では始めて審議されると思われますし、県内でも珍しいのではと思います(いずれも推測)。そんなこともあって、マスコミも取り上げてくれましたし(特に17日の朝日新聞)、委員会にはテレビカメラが3台並んでいました。

 長時間にわたる激しい審議となりましたが、紹介議員(請願は議員を通さないと議会で審議されない)となった西沢・桑原両議員が粘り強く対応し、側面支援してくださった議員も現れた結果、賛成3・反対2・退席(継続審議)2、という結果となり、委員会では採択されました。

 しかし、議会の最終意思決定の場は本会議です。明日の本会議で再度審議され(委員会ほど細かい議論はしませんが)、採決されます。長岡市議会には会派という議員グループが6つ存在し、それぞれ会派拘束をかけて賛否を表明するのが慣例です。大人数の会派が反対を決定していますので、今のところは本会議で逆転否決となる見通しですが、最後まで訴え続けていきます。