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素直さに触れて ~小学校で話してきました~

素直さに触れて ~小学校で話してきました~

本日、某小学校の総合学習に講師として招いて頂きました。
テーマはヒートアイランド対策でしたが、実は今年になって、月に一度位のペースで様々な団体(企業や業界団体等)から地球温暖化について話せという依頼を頂いており、中には交流の全くなかった団体もいくつかあります。これまでは、多くても年に2~3回 声がかかる程度だったので、4倍程度ペースアップしている計算です。今年の正月から温暖化問題が報道される回数が非常に増えたなと感じていましたので、その影響も大きいのでしょうが、いよいよ誰もが温暖化を肌で感じる時期になったのだと思います。9年前の初当選時に環境問題を訴えても、大半の人の反応が鈍かったことを考えると、約10年でずいぶん変わったものだと思います。しかし、やっと認識が広がってきたということは、今まではほとんど何もやってこなかったということであり(京都議定書で温室効果ガス削減を約束したにもかかわらず、逆に増加している)その間にも事態は悪化し、今では手遅れ論も随分聞かれるようになってしまいました。手遅れ論は別の機会に触れることにしますが、認識したなら即実行に移る必要がありますが、社会の大変革が起こるような社会風潮にまでは至ってないようです。温暖化問題の認識は広がったので、今後は行動につながるように認識を深めていく必要を感じます。

ところで今日の授業の後半、担当の先生が「明日から自動車やバスに乗れなくなると困るよね?」と生徒に質問されました(ヒートアイランド対策として自動車等の削減が必要であり、また、その学校の生徒は結構バスを利用しています)。「だから小さなことでも出来ることから取り組んでいこう!」とまとめようとしていらっしゃったのかもしれませんが、その答えに感動しました。
「自転車に乗るから大丈夫」とか「歩けばいい」といった、受け入れOKという趣旨の発言が多かったのです。環境対策について、大人は「そうはいっても~」とか「でも~」といった反応が多いのですが、子供は「悪いことはやめよう」「環境のほうが大事」といった反応をしやすいという事は知っていました。しかし、実際に目の前でそれを見せてもらったら、なんと爽快なことか。子供の素直な反応に対し「社会との接点が少ないからだ」という見方もあるでしょうが、我々大人が大いに見習うべき要素もあるなと感じた次第です。

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