ここ数年、少子化が問題視され、子育て支援の拡充が求められています。
しかし、何かおかしな方に向かっている気がします。
子育て支援といっても、「子育てする親の支援」の意味合いが強いように感じます。保育園の新設や延長保育、放課後児童クラブの設置など、極端に言うと「子供を産んでも仕事に支障のない仕組み作り」に向かっているのだと思います。子育て中の親を支援することに何ら違和感はありません。私の感じる違和感は、現在の子育て支援のメニューの中に、子供の気持ちを汲み取ったものがあるのか?ということです。子供の親を中心にして考えるのではなく、子供にとってよりよい環境作りが求められているのではないでしょうか。親が子供にじっくりと向き合う時間=子育ての時間を確保してあげること、その為に経済的な支援をすることも考えなくてはならないと思います。「子育て支援+子育ち支援」が必要だと思っています。
先日、ラジオから「子育てに魅力を感じなくなった生物種は絶滅する」という言葉が聞こえてきました。我々のDNAに本来刻まれている生き方(自然な生き方)が失われつつあるのですね。「子は宝」を再認識したいものです。
また、人口問題についても違和感を感じます。
「人口減少は大変なことだ」といった認識が広がっているように感じますが、私はそうは思いません。
人口が増え続けたほうがよいのでしょうか、若しくは人口が現状維持されたほうがよいのでしょうか?
そもそも、日本の適正人口は何人なのかの議論が欠けています。国土面積や食料・資源の自給率から考えると7000万人が適正との説がありますが、だとしたら減少もOKなのです(ただ、そのペースの問題は残りますが)。「人口が多いほど国力がある」というのは、ある一面から見た場合は確かだと思いますが、北欧のように人口が少なくても幸福感を抱く国民が多い国があることも事実なんですよね。
このように、本来どうあるべきかという議論がないまま、とりあえず対策を施すという事例が非常に多い世の中ですね。
