記事一覧

立川 涼 先生

立川 涼 先生

 ずいぶん時間が経ってしまいましたが、2月21日の立川先生との面談の報告です(於 愛媛県庁)。立川先生は元高知大学学長で、環境中のPCBやゴミ焼却炉からのダイオキシンを日本で最初に発見した人として知られています。
 東京で先生の講演をお聴きしたのをきっかけにして、今回の機会を作っていただいた次第です。

 化学物質汚染を中心に3時間近く貴重なお話を伺いました。結論としては、「頻繁に使われる10万種類の一つ一つの化学物質に対して、いちいち毒性の議論をしていたらタイムオーバーになる(放置している間に被害が深刻化し手遅れになる)。怪しそうな化学物質は使わないという消費者や政治の判断が今すぐに必要」とのことでした。

 ダイオキシン・環境ホルモン等の汚染状況に改めてショックを受けるとともに、政治や行政の対応の遅さ(特に日本)を痛切に感じました。