2週間ほど前に、市町村合併の視察と地方自治セミナー参加のため、岩手と東京に5日間出張しました。
東京では会場の隣で「東京ビジネスショー」(マスコミにもよく取り上げられています)が開催されており、空き時間に覗いてきました。
ハイブ長岡の5倍以上あるようなスペース(市外の方は想像できないでしょうが、とにかく広い)にDOCOMOやNECといった企業の派手なブースが所狭しと並んでいます。ブースの周囲では、キャンペーンガールが飲み屋街でのポンビキのようにお客さんに声をかけパンフレットを配布しています。一瞬、「華やかだな~」と感じたのですが、その感情は長続きしませんでした。
膨大な量のパンフレットを関心のない人にまで配る事によって紙を消費し、音響や照明を駆使する事によってエネルギーを消費し、キャンギャルの人件費や衣装代などをかけて行われているこのイベント。私にとっては過剰とも思えるこのアピールに「ビジネスはここまで来てしまったのか」「こうまでしなくては成り立たなくなってしまったのか」と感じました。最近は、消費を煽るような企業広告が問題となっていますよね。
さて、ついでに企業の倫理に関して最近思うことを述べます。
企業には社是・社訓や定款があります。そして、これを読んでみると大変立派な事が書いてあります。例えば「我が社は○○の製品を通して、社会が豊になる事に貢献する」等々です。しかし、実際の行動は売上第一主義に陥っている企業が多いのではないでしょうか。雪印にしても、食品の偽装表示を行った企業にしても、政治家と癒着している企業にしても、恐らくは立派な企業理念を掲げているのではないかと推測します。
原点に戻る事が必要なのでしょう。
さて、5日間の出張を終えて帰宅し、メールを開いてみてビックリ。なんと40件ものメールが届いていたのです。確かに最近は1日で10件のメールが届く事もありますが、こうやって蓄積したものを見るとゾッとします。過度な情報社会なのかもしれませんね。