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厚木市での事件

 厚木市で起こった男児(当時5才)放置死事件の詳細が報道されています。

 外出できないように窓を目張りして鍵をかけ、電気は止められた状態。父親は週に5日ほどは帰宅し食事を与え、着替えさせていたが、だんだんと帰宅する回数が減っていったそうだ。父が外出する時は「パパ、パパ」と服を引っ張っていたし、2日くらい帰らない時は、与えたおにぎりやパンをむさぼるように食べていたとのこと。その後、立ち寄る回数がさらに減ると、子どもは痩せていき、亡くなる直前には立ち上がることができず、パンの袋を自分で開けられない状態で「パパ、パパ」とか細い声で呼んでいたそうですが、父親は1時間ほどで立ち去ったとのことです。

 この子は、一人でどんな気持ちで過ごしていたのだろうか? 寝るときはどんな気持ちだったのだろうか? 朝起きた時はどんな気持ちだったのだろうか? 体が動かなくなってからはどんな気持ちだったのだろうか? 熱かったね、寒かったね、寂しかったね、つらかったね、よく頑張ったね…。この子の気持ちを考えると涙が出てきます。
 父親が批判されています。批判されても致し方ないのですが、でも、以前にも書いたように、この父親にも何らかのつらい経験があったのではないかと想像しています。負の増幅連鎖の結果かもしれません。
 虐待や紛争の巻添えなど、いわゆる弱者がひどい仕打ちを受ける報道に接するたびに心が痛みます。また、このような事件に至らないまでも、縮小版のような出来事はたくさんあります。

 間もなく始まる6月議会で私は自己肯定感ついて議論する予定ですが、今回の事件にも自己肯定感が関わっているような気がしてなりません。