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自らの手で新しい公共を生み出そう

日時平成21年10月15日
場所PARC自由学校(東京都)
用件PARC講座に参加

「自らの手で新しい公共を生み出そう」

NPO法人コトバノアトリエ代表  山本 繁 氏
1 社会的起業に求められる要素
社会性・社会的センス
問題発見(例:ホームレスが多い、ニートや不登校の増加)→問題分析→課題発見→対策立案(ソリューション開発)
事業性・事業的センス
ビジネスモデルを考える→プライシング(値付け)→創業→経営

2 社会的起業がうまくいかない理由
そもそもソリューションがソリューションになっていない(やっても解決しない)
ビジネス的に成り立たない
本人たちの実力不足(創業・経営の問題)

3 実践例(注:コトバノアトリエがフリーターやニートの若者支援をしてきたノウハウが基礎となっている)
(1)トキワ荘プロジェクト
社会性:東京の高額な家賃が、若者たちの挑戦と成長の足かせになっているのではないか?という問題意識のもと、2006年8月からスタート(このプロジェクトは漫画家志望者を対象)
事業性:漫画家志望の若者に格安で住居を提供する(NPOが一軒家を借り、若者の共同生活の場とする)ことで、クリエイターとしてのスタートアップ期を支援(1年更新で、最長3年間支援)。現在15棟に70数名が居住(ほぼ満室)。月額3.2~5.8万円だが、敷金・礼金無し、光熱水費、家具・家電、インターネット回線料込なので、実質家賃は2~2.5万円程度

(2)中退予防研究所
社会性:日本では、年間13万人以上が大学・短大・専門学校を中退し、その後、約6割が一貫してフリーターまたは無職(ニート)。中退がフリーター・ニートの川上問題である。 また、ニートの増加は将来の生活保護費増加をもたらす。
事業性:厳しさを増している大学経営の観点では、中退の増加は収入減につながる(80万円/人・年)。インタビュー調査により、中退理由は「人間関係」か「学習意欲喪失」で、中退のリスクについても楽観視していたことが分かった。大学と提携し、自然な人間関係が作れる工夫・教授へのカウンセリング・生徒に短期目標を持たせるなどの対策を行なう。

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