日記にも書きましたが、南極のラルセンB棚氷が崩壊しました。これだけで済めば問題ないのですが、NASAの発表によるとロス棚氷の崩壊も近く、その場合は数メートル以上の海面上昇が起こるのです(01年1月18日 毎日新聞)。尚且つ、私が調べたところ6~8mの上昇もありうるらしいのです。
そこで、海面上昇が起こった場合に原発はどうなるのか資源エネルギー庁に電話で聞いてみました。何回か電話を回され担当部署につながりました(縦割り行政の弊害ですが、縦割りのメリットもあるので我慢)。回答は「海面上昇は想定しておりません」でした。では、想定していない海面上昇が起こったらどうなるのか聞いたところ、「浸水対策は十分にしてある」とのことでした。想定していないことに一抹の不安を覚えます(そうでなくとも原発は問題ありと思っていますので)。狂牛病・薬害エイズ事件・サリドマイド事件・水俣病などを見るにつけ、国の危機管理能力は完璧とは思えません。特に原発事故の被害の大きさを考えた場合、想定していない事などあってはならない気がします。
ところで、その原発ですが、地球温暖化防止対策で(景気対策も含んでいる?)今後もどんどん(13基)作る事になっています(ドイツやヨーロッパ諸国は廃止に向かっている国が多い)、日本の進んでいる方向に違和感を覚えます。